【看護実習】患者さんにとっての看護学生の話。
今回は看護学生の話を書いていきます。
普段は趣味で看護師をしています。
学生さんの実習の指導や学校、生活、人間関係などの話をきいたりしています。
▽自己紹介
地獄のような看護実習については以前も書いたりしています。
ご参照ください。
▽過去記事
先に結論だけ伝えます。
患者さんは看護学生が病棟に来てくれるのを待っているぞ!!
マジで。
めっちゃ待ってる。
俺たち看護師が訪室することよりも楽しみにしている気がする。
看護学生が実習に来ている時期。
夜勤中に患者さんのところに行くと担当してくれている学生さんが来てくれて楽しかったと嬉しそうに話す患者さんは少なくない。
看護学生時代を思い出すときがある。
実習期間中はそれはもうめっちゃつらい。
無限に実習記録があったり、普通に看護師に無視されたりする。
あ、学生さん見てるかな?
実習期間中に挨拶しても無視するとか必要以上に怒ってくる看護師いるよね。
普通に人として問題あるので放っておいてもいいです。
指導された内容だけにフォーカスしてください。
その人の態度とかで落ち込む必要はないです。
マジで。
でも、ちゃんと頑張って記録とか書くんだよ?
それもしてないのに患者さんの前でケアをするのは看護師としても許可できないことあるからね。
そうはいっても実習は合格のハンコをもらったらグッバイよ。
実習指導者を合格印だと思って実習を乗り越えてくれ。
指導者は合格印。
すごく素敵な看護師さんもたくさんいるからね。
そういう人の考え方や看護観は実習の中でたくさん訊いてみてくださいな。
訊かれてうれしくない人はいないからね。
きっとみんなの看護観にいい影響を与えてくれるよ。
話を戻そうか。
タイトルの通り。
患者さんにとっての看護学生に話をしようかな。
具体的には受け持ちの学生さんの話をしよう。
患者さんにとって学生はかわいいんだよね。
「自分の周りをうろちょろしながら自分のことを考えて、寝る間も惜しんで記録を書いて、病気をよくなることを手伝ってくれる存在だ」って言っていた患者さんがいた。
現代の日本は病院にいる人の多くが高齢者だったりします。
入院患者さんで100歳を超えている人は少なくないです。
例えば70代とか80代の患者さんは加齢による身体機能の低下をきたしている。
年を取るにつれて今までできていたことができなくなっていく人も少なくない。
そこに病気を抱えて、入院している。
患者さんは体はつらいし、自分は何もできないって思ってしまう方も少なくない。
そんな患者さんに学生の受け持ちをお願いすることがある。
最初は嫌がったりするけど…
自分の身体や病気が若い看護師の卵にためになるならって承諾をしてくださる。
俺はよく思う。
看護学生が担当しているだけで患者さんにいい影響を与えている。
「自分は何もできない」
って想いから
「患者としての自分を通して医療の知識を学び、成長してくれることが嬉しい」
に変えることができるのが看護学生の存在だ。
そこにいるだけで患者さんにとって自分自身の存在の肯定になる。
そんなん素敵じゃんよ。
これって俺たち看護師には難しいことなんだよね。
俺個人としては患者さんから価値観や考え方などの「豊かさ」を学ぶことを目標にしている。
だけど実際は忙しくて、ゆっくりとお話を聞くこともできないことも少なくない。
そうすると「看護師は医療を提供する側」になってしまいがちになる。
一方向的な支援になってしまう。
「医療を受ける患者さん」の枠に入れてしまう。
そうならずに疾患を抱える個人って認識するのがいい医療者なんだろうけど現状、俺できてないからなァ。
だけどね
その枠を壊せるのが看護学生だと思うんだ。
実習場所は怖いだろうし、記録も無限に終わらないし、担当の教員と指導者が言ってることが違うし、大学に行ってる友達のタイムラインは見てると腹立ってくるのはわかってるつもりでいるよ。
患者さんにとって看護学生は「いてくれるだけで嬉しい」存在だと思うよ。
看護師にできないことをしてる自信を持ってほしいな。
だけどこれも覚えておいてほしい。
頑張りすぎちゃだめだよ。
自分を大事にしながら頑張ってください。
病棟から応援しています
今日はこんな感じの記事で終わります。
読んでいただいてありがとうございました。
先日、看護師国家試験の勉強方法についての動画撮影をしました。
もうすぐYouTubeデビューします。
ブログの内容をしゃべるだけのものになるかなって思います。
クオリティはくっそ低くてめっちゃ笑ってるけど見ていただけると幸いです。
あらためて閲覧ありがとうございました。