【マッチングアプリ】職場の子にはめられた話。【罠】
体験したてほやほやの話です。
昔々、あるところにマッチングアプリをたしなむ看護師がおりました。
あ、職場では真面目です。
多少、頭が悪いだけで根は真面目なんです。
少し前にはヒゲを伸ばしていました。
主任さんから剃るように優しく3回声を掛けられました。
「ヒゲや髪色ごときで文句を言われるような看護しかできていないんですか？ 実際まだ文句言われてなくね？ 漠然と看護師っていうイメージで働いてる人なのかよ～」って内心では思っていまして無視をしていました。
数日後、他のスタッフがたくさんいるところで辱めを受けました。
朝会でそんなアホみたいなことを怒るんじゃねえよ。
他のスタッフが委縮しちゃうだろ？
いや、主任さんの言いたいこともわかるんだけどね。
「うんうん、無駄に波風立てる必要ないよね。
他スタッフの評価を下げるかもしれないよね」
って気持ちもわかる。
わかるけど無視してたらボコボコにされました。
んぎもじいいいいいいいいい。
閑話休題。
【マッチングアプリ】職場の子にはめられた話。【罠】
▽この記事の続きです。
マッチした相手が職場の人でした。
しかも、相手に身元がばれていました。
もはや医療事故ですね。
昨日の記事を読んだ方はわかると思います。
この話で1番やばいやつは誰かって話です。
マッチングアプリで俺を職場の人だと特定したうえで、コンタクトをとってきて、日勤の休憩中の1時間でアポイントを取って、即日ご飯に行った女の子ですよね。
窓の外はとっくに暗くなってる。
気が付けば12月。
クリスマスプレゼントにもらったアクセサリーがメルカリで大量に出品される時期ですね。
冬の風物詩。
いやもう、あれやん。
現金でいいやんって思えてくる。
以前はネックレスとかはハートモチーフのやつあげちゃいがちな男でした。
ハートモチーフのやつって汎用性ひくくね?
使いずらかっただろうしセンスなかったなあ。って思うようになりました。
これが大人になるってことか。
そうやって過去から学んでいるとスマホが鳴る。
「おわりましたー！！
着替えとかしたいので1時間くらい待ってほしいです」
「おっけっけー
近所のコンビニとか迎えに行こうか」
「ありがとうございます！
駅前のコンビニにお願いします」
「ほいよー
ゆっくりでいいけな」
あたりさわりのないやり取り。
マッチングアプリを使っているとありがちなやりとり。
この子、職場の後輩なんですよ～。
顔もわからない後輩なんですよ～。
こっちは緊張してるよね。
弱み握られてる訳じゃないのに。
女の子とデート行くときに決めていることがある。
車で移動するなら集合前にお茶を買っておく。
寒い時期ならホットのお茶だ。
最近は「緑茶」と「ほうじ茶」を1本ずつ準備する。
寒かったねー。
お茶飲めるよね？
どっちがいい？
そんじゃ、俺こっちにするね笑
失笑。
ついでに車を暖めておいたりね。
外歩くの寒いし。
女の子はスカート履くこともあるじゃん。
おしゃれだけどやっぱり寒いよね。
車の中くらい暖かくしてあげたい。
あとはブランケットを出してあげたり。
そんなことだけど喜んでもらえたら嬉しいよね。
LINE通話が掛かってくる。
ついに未知との邂逅だ。
「え、はじめまして？
あ、研修で胸骨圧迫の時にお世話になりました笑」
いたわこの子。
他の病棟に配属されたかわいい新人さんやん。
お顔がかわいい子やなー。
夜の胸骨圧迫させてくれんかなーって思っていた子だ。
でもごめんな？
名札ないと名前わかんないや。
自己紹介をしながらカフェに移動する。
店も3か所くらい自分の中で考えておいてどれにしよかって聞いてみる。
幅広いニーズに応えられる男でありたい。
BGMは「ONE OK ROCK」。
LINEのミュージック設定が「ONE OK ROCK」だった。
何気ない会話の布石をちりばめる
趣味が一緒だと話題が増えるよね。
あれを積極的に作っていく。
「そういえばICUの看護師さんと付き合っていたんですか？」
爆弾魔かよ。
３年付き合った元カノだよ。
え、それ新卒の子にまで広がってんの？
もう2年以上前の話だよ？
しかも今ぶち込むか。
さては貴様、DQNだな？
車の電飾を青くして、遮光下げて、低音ドゥンドゥン言わせておくべきだった。
反省しながら楽しい楽しい移動時間を十数分。
行きがちな夜カフェ。
隣に並ぶタイプのソファー席だと顔を見なくていいから緊張しない。
小さめソファーだといい感じの距離感。
仕事お疲れ様。疲れたろ？
なに食べような？
メニューを2人で見る。
「病棟に○○ちゃんいるでしょ？
プロフの写真が似てると思ったんですよー
すぐ○○ちゃんにLINEしましたよー
優しいって言ってましたよ」
拡散済み。
しかも、直近の後輩に。
つら。
やましいことはないけどつらい。
よくわかんないけど生きてる実感ある。
一族の恥さらしです☆
「研修の時からかわいいって思っとったんよー
彼氏おらんかったんやね。めっちゃ意外だわ。
そのアウターおしゃれやね」
褒めて伸ばす。
褒める男がいないなら俺がそれになれば有象無象との差別化ができる。
マッチングアプリはほかの男との戦いみたいなところある。
いや、正直、戦ってる自覚ないんだけど。
しかし、面白い子だなと思う。
職場では急変対応を１回指導をしたことがあるくらいで関わったことはない。
フットワークが軽いと自称するだけある。
程よいパリピ感。
友達におすすめされてはじめたマッチングアプリ。
インストールしてその日に俺を見つけたらしい。
さすがフッ軽。
仕事がどうとか、昔の恋人がどうとかいろんなことを話す。
職場が一緒だとあれよな。
「申し送り」みたいな感じ。
「年末の職場の忘年会いくんですよねー？
私、幹事の１人なんですけど先輩が来るの知ってたんですよ。アプリで会ってなくてもそこで知り合ってたと思うんですよね」
ハメられた。
すべて手のひらの上で転がされていた。
え、俺が君と出会うのって確定事項だったの？
俺、今日抱かれるのかな…
逆に。
正直、若干引いた。
楽しい時間は進む。
「好きってなんなんですかね？」
哲学的な問いを投げられる。
そんなん俺が教えてほしい。
本当に。
お店が閉まる前にさよなら。
もう少し時間あります？
もうそろそろお店閉まるしドライブ行きましょうよ。
あ、レンタルして映画とか観ますかー？
あとは察してほしい。
全力を尽くした。
みんなも罠には気を付けるんだ。
もうそろそろ忘年会シーズン。
酒が入ると判断力が低下する。
俺は素面だったので言い訳できないけど。
女はしたたかだ。
To Be Continued…
