患者さんの気持ちになるためにおむつでおしっこをした話。
今回は、看護師の話を書いてみますね。
正直、汚い話になります。
ほんとうに。
なんて記事を書いているんだ。。。
許してくれ実家のわんちゃん。
最近、実家に帰っても無反応になってしまった。
カリカリじゃないおいしいご飯を持って帰らないと許してくれない。
あのワンの中では俺のヒエラルキーが低い。
結論:おむつはつらい。
ことの始まり。
実家のジジイちゃんが畑でこけて骨折した。
いわゆる腰椎圧迫骨折だ。
腰椎圧迫骨折は基本的に安静にして治癒を待つ。
そうはいっても痛みが強く、動けないことも少なくない。
コルセットを着用し、鎮痛剤を使用していく。
ジジイちゃん「トイレにいきたいけど腰が痛い」
だよなァ…
俺、整形外科で勤務しているからわかるけど動けない人は本格的に動けないもん。
痛み強くて動けない。
そうなると排泄は尿器を使用するか、おむつ内に失禁となる。
実際にじいちゃんは尿器を介助してもらって排泄をしました。
ジジイちゃん「おむつはいけん」
動けないので尿器を使用していましたが一応おむつを着けていました。
看護師に尿器を介助してもらうのが嫌だという理由で1日3回程度しか排尿をしていなかったそうです。
んでまあ、あれよ。
失禁してしまったそうなのよ。
しっかりしてる方だけど後期高齢者だし仕方ない。
てか、1日3回しか排尿しないってしんどいよな。
そこで今回の記事です。
おむつを装備して失禁体験をしてみました。
その体験談です。
目的は、患者さんの床上排泄に関する羞恥心を少しでも理解することです。
使用する物品はこちら。
医療・介護の現場では見慣れたあれだ。
内心あれだ。
まじでやんのか。。。
いや、でもあれだ。
ヤレるときはヤル男でありたい。
☆おむつ装着☆
ここからは、写真などはなしです。
羞恥プレイは今までの記事で十分。
▽過去記事
具体的な環境設定。
とある休日。
自宅の部屋。
朝、起きるとまずは、一杯の水で始まる。
シャワーを浴びて身を清める。
髭を剃り、化粧水を塗る。
ドライヤーで髪をブローする。
整髪料をつける。
簡単な服に着替える。
準備は整った。
上記の☆装着☆に至る。
おむつを装着してみての感想。
かゆい。
かゆいのだ。
おむつの周りのひだひだがかゆい。
もそもそする。
着け心地は最悪だよね。
じいちゃんはこんなの着けてたのか。
病棟の患者さんはこんなのを着けていたのか。
そりゃあ、おむつ外したりするよなあ。
なんて思ってみたりする。
おむつは排尿するために使用する。
アテントの吸水力を見せてもらうぞ。
現在、床の上におむつを装着して仰向けの状態。
下腹部に力を入れる。
これで俺もおむつデビューか…。
保育所で卒業したはずなんだけどな。
余談だが、俺のひいおばあちゃんは頭がしっかりとした人だった。
家族に迷惑を掛けたくないと、本人の希望で老人ホームに入所した。
つまらないという理由で退所した。
最終学歴:老人ホーム中退。
ああ、そうだ、おむつの話だ。
尿意を感じてから装備したはずなんだけど。
尿意が…消えた…?
膀胱を手で押さえてみるも出る気配はない。
どうしちまったんだ俺の体は。
尿意が消えちまったぜ!!
そのまま、横になること30分経過するが尿はなし。
水分を摂って、尿への変換をがんばる。
横になって60分後。
尿意襲来。
この好機を逃してなるものかと下腹部に力を入れる。
保育所のお昼寝時間を思いだした。
おもらしして怒られたな…。
恥ずかしくて、おもらしじゃないって言い張っていた。
頬を伝う涙。
なにか大切なものを失った瞬間だった。
シンプルに屈辱的なのよ。
いやほら、おもらしやぞ。
人権が失われた瞬間だった。
これが患者さんの気持ちか。
どうしてもトイレにいきたいという気持ち。
おむつを弄ってしまう認知症の方。
そりゃそうだよな。
めっちゃ気持ち悪いもん。
あと、思ってたよりもアテントの吸水力はすごい。
この経験から少しでも早くおむつを替えるように努力したいと思いました。
明日からの勤務はちょっと優しくできそうだなって思った。
そんな体験でした。
患者さんの気持ちになるために床で寝ました。
楽しかったです。